横浜薬科大学 薬学部 生体防御学研究室
谷 英典 グループ【RNA生物学】
Last Update: 2025.1.23
Yokohama University of Pharmacy (Japan)
Hidenori TANI's Group
Hidenori Tani Ph. D. - Associate professor
自己紹介 - サイエンティストとして
私のサイエンスへの旅は、好奇心旺盛な少年時代から始まりました。幼い頃から、様々なものに興味を持ち、熱中する性格でした。サッカー、バスケ、ファミコン、小説、将棋、音楽など、多岐にわたる分野に手を出しては夢中になっていました。学校の担任の先生からは、毎年のように「好奇心旺盛」と評されるほどでした。
しかし、その中でも特に心を捉えたのはサイエンスの世界でした。東京・上野の国立科学博物館に父に連れていってもらった思い出は、今でも鮮明に覚えています。展示物を見ながら、人間という生命体への漠然とした興味が芽生えていったのです。小学生の頃は、学校の図書室で伝記を読むのが大好きでした。北里柴三郎、野口英世、アルベルト・シュヴァイツァー、マリー・キュリー、ジェームズ・ワトスンなど、理系の偉人たちの生涯に魅了されました。特に、北里柴三郎、野口英世の生き方に強く憧れを抱いていました。
私のサイエンスへの興味は、家族の影響も大きかったと思います。父方の家系には医師や研究者が多く、お正月に親戚が集まる度に、彼らの知的で魅力的な人柄に惹かれていきました。自然と会話が理系の話題になり、「自分も理系なのだろうな」と思うようになっていったのです。大学進学の際、生命科学の研究者になりたいという夢を抱きながらも、医学部か理工学部かで悩んでいました。実際、地方国立大学の医学部に合格していたのですが、外科医の伯父からのアドバイスが進路の決め手となりました。『研究者になりたいのなら、医学部より理工学部の方が将来の選択肢が広い』という言葉に導かれ、早稲田大学理工学部の応用化学科に進学することを決意しました。
この選択は、今振り返ってみても正しかったと実感しています。大学での学びを通じて、生命科学への興味はさらに深まり、研究者としての道を歩み始めました。たくさんの先輩の科学者との出会いを通して、現在、私は大学教員として、次世代の科学者たちに知識と情熱を伝える立場になりました。少年時代の好奇心と家族の影響、そして偉大な科学者たちへの憧れが、今の私を形作っています。これからも、サイエンスの魅力を多くの人々に伝え、新たな発見・発明に向けて挑戦し続けていきたいと思っています。
連絡先
hidenori.tani☆yok.hamayaku.ac.jp (☆を@にかえてください)
学歴
1999年 3月 千葉県立東葛飾高等学校 卒業
2000年 4月 早稲田大学理工学部 応用化学科入学
2004年 3月 同上 卒業
2004年 4月 早稲田大学大学院理工学研究科 応用化学専攻 修士課程入学
2006年 3月 同上 修了
2006年 4月 早稲田大学大学院理工学研究科 応用化学専攻 博士後期課程入学
2008年 3月 同上 修了
博士(工学)取得 2008年3月15日(短期取得:1年飛び級)
職歴
2007年4月~2008年3月 独立行政法人 日本学術振興会 特別研究員(DC2) 早稲田大学
2008年4月~2009年3月 独立行政法人 日本学術振興会 特別研究員(PD) 早稲田大学
2009年4月~2012年3月 独立行政法人 日本学術振興会 特別研究員(PD) 東京大学
2012年4月〜 2016年9月 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 研究員
2016年10月〜2023年3月 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員
2023年4月〜 横浜薬科大学 准教授
受賞
6. 2018年度日本分析化学会 奨励賞(2018年9月13日)
5. 第1回E&Eフォーラム ポスター奨励賞(2015年6月25日)
4. 第21回 E&Eフォーラム 優秀ポスター賞(2014年6月18日)
3. RNAフロンティアミーティング2010ベストプレゼンテーション賞(2010年9月27日)
2. 水野賞(2008年3月25日)
1. 古賀憲司褒賞(2005年3月25日)
趣味
・音楽鑑賞(ロック全般:Beatles、Pink Floyd、Nirvana等、多数)
・楽器演奏(ギター、キーボード、作詞・作曲)
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